
Q. そもそも成人式って? 参加する場所に決まりはあるの?
現在では全国各地で当たり前のように行われる成人式。その始まりは1946年と言われています。埼玉県の蕨市で行われた「青年祭」が全国に広まり、のちに成人の日が制定されました。
2022年4月1日から、成人年齢を20歳から18歳に引き下げる民法改正が実施されましたが、現時点(2023年)では、これまで通り20歳を対象に式典を開催する自治体が大多数。成人年齢が18歳になったため、式典の名称は「成人式」から「20歳を祝う集い」などに変わっているようです。なお、ほとんどの自治体では「学齢方式」で式典の参加対象者を決めています。つまり、前年4月2日から当年4月1日に18歳または20歳を迎える方が対象です。
式典に出席するにあたり、過去と現在で住んでいる場所が異なる人は、どこの式典に出席していいのか、迷うこともあるはず。一般的には住民票に関係なく、自分の望む場所の式典に出席することができます。しかし自治体によっては「案内状がないと参加できない」「運転免許や保険証や学生証などで身分証明が必要」などと定められている場合もあるので、事前に確認しておきましょう。式典で懐かしい友達に会えると思うと、ワクワクしてきますよね!



Q. 成人式に向けて、まず何からはじめればいいの?
成人式に向けて、まずは振袖に関する情報を集めてみましょう。振袖を購入する人もいれば、レンタルする人もいます。インターネットで調べる、もしくは近くのお店へ聞きに行って、どんな種類があるのか見てみましょう。
お店ごとに随時商品が追加されるので、早ければ早いほど良い振袖に出会えるわけではありませんが、成人式直後は商品が多く戻ってくるので狙い目です。
記念写真は「前撮り」「当日撮影」など、タイミングを選べます。ただ、成人式当日はどうしても慌ただしくなってしまうので、別日に撮影するのがおすすめです。
振袖をレンタルした場合、当日のヘアメイク、着付けがセットになっていることがほとんど。しかしネットレンタルを利用するとセットになっていない場合もあるので、当日のヘアメイクや着付けを担当してもらうサロン・美容室の予約をお忘れなく。もし行きつけの美容室があれば、対応してもらえるか確認してみましょう。
インターネットやカタログを見てもイマイチ自分に合う振袖がわからない場合は、一度実物を見に行くとイメージしやすいかもしれません。



Q. 「前撮り」ってよく聞くけど、したほうがいいの?
成人式当日の撮影も可能ですが、できれば前撮りをおすすめします。
前撮りのメリット
- 当日のヘアスタイルや着付けのリハーサルになる
- ヘアメイクや帯結びを変えて違った印象の写真を楽しめる
- 撮影時間に余裕がある など
前撮りは写真館や撮影スタジオなどで行えますが、その場合は衣装を自分で手配しなくてはなりません。振袖を取り扱うお店では、撮影の手配まで依頼できる場合もあるので、相談してみてはいかがでしょうか。



Q. 振袖に詳しくないのですが…
普段の生活ではあまり馴染みないこともあり、振袖に詳しくない人も多くいます。Webサイトやカタログを見ても選び方がわからないという人は、一度お店に行ってみましょう。着付け、ヘアアレンジ、メイク、前撮りのことに関する疑問をその場でお店のスタッフに聞くことができます。
振袖を実際に見たほうがイメージもわきやすく、選びやすいはず。好きな色柄や予算をスタッフに伝えれば、プロ目線からアドバイスをしてくれます。店内でゆったり検討し、ぜひお気に入りの振袖コーディネートを見つけてみてください。



Q. 当日のスケジュールはどんな感じ?
成人式当日は朝から大忙し!早朝から着付け、ヘアメイクを済ませ、そのまま急いで会場へ向かうことも珍しくありません。前日のうちに持ち物などの準備を整えておきましょう。
用意しておいたほうがいい持ち物
成人式の招待状、メイク道具、ハンカチ、ティッシュ、カメラ など
もし自分で「振袖一式」を着付け会場まで持っていく場合は、その中身も忘れずにチェックしてください。朝起きたら髪を簡単に整え、美容院や着付け会場へ向かいましょう。到着してから手間取らないように、前開きの着替えやすい服を着ていくように。一般的に式典は40分から1時間半ほどで終了します。成人式では久しぶりに再会した友人とたくさん写真を撮る機会があるので、事前にカメラやスマートフォンを充電しておくようにしましょう。
式典が終わったら一度解散し、各自着替えを済ませたり、親戚に振袖姿を見せに行ったりする場合が多いようです。そのあとは中学や高校の同窓会に参加し、夜まで仲間と楽しみましょう!


